紅い海
管理人の書いたオリジ小説の世界。
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ウミ

Author:ウミ
管理人 ウミの書いたオリジ小説を公開しています。
ジャンルは様々、管理人が興味を持ったネタで小説は構成されます。
管理人、腐っているので、恋愛、及び、同性愛も書きます。
苦手な方は読まないことをお勧めします。

只今 連載中は『ボクラの物語』と『兄貴、貸し出し中!』
兄妹モノ多しです。それしか書けないとも言う。

『ボクラの〜』はシスコンとブラコンの歪んだ愛のお話(になる予定)『兄貴〜』は兄貴と妹の何でもない(?)日常をツラツラと書いていく予定です。
よろしければ覗いてやってください。
コメント、感想などあると喜びます。

お友達随時募集中!お気軽にお声をおかけ下さい^^

*完結しているお話の紹介*

・命の詩 拒食症
・危ない関係(ラブストーリーです)
・死の仕事【過去編】
・死の仕事【出会い】
・死の仕事【家族】
・血塗られたキャンバス 黒の私
・死の仕事【人喰い編】



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梅雨空
※ いつもの僕じゃないよ!!
  今までのキャラのイメージを壊したくない方は、読まないことをオススメしますよ!!





                        梅雨空

しとしとと雨が降り続き、私の心も曇り空。
大好きなあなたは、今日も女の子に優しくて、私の事なんて、ちっとも見てくれないんだわ。

ちょうど1年前だったかしら。
私が思いを告げたのは。
あなたは何も言わないで、ただ笑っていたわ。
まるで子供をあやす、ピエロのように、ニコニコと。

私は、笑ったあなたしか知らないの。
泣いたあなたも、笑ったあなたも、独り占めしたいと思うのは、欲張りかしら?

ねぇ、一緒にいさせてはくれないの?

私はまだ、あなたの返事を聞いてはいないの。
もう、1年も待っているわ。
そろそろ、返事をくれてもいいでしょう?

「1年待ったの。返事をくれてもいいでしょう?」
怖くて、恐くて堪らないのに、私は聞いたのよ?

ねぇ、何か言って?
私を、視界に入れてくれても、いいでしょう?

お願い、何か言って…。

「俺は、この1年、女の子と仲良くしてきたよ?」
そんなこと知ってるわ。
見てたんだもの、どれだけ辛かったか、あなたは解っているの?
「知ってるわ。でも、好きなの。返事くらい…」
“YES”でも“NO”でも、ちゃんと受け止めるわ。

何か、言って?

「うん…。俺…」

梅雨空が晴れてゆく。
黒くて重たい雲が流れてゆく。

私の心はどうかしら?

「俺も…好きだよ…今まで言えなくてごめん…」

ほら、心が晴れてゆく。

大好きなあなた、これから私をよろしくね?

                          END

いつもの僕じゃないよっ!?
ヤバイね。乙女チックだ……。
自分で書いて気持ち悪い…。

きききききききき、気まぐれだから!!
深い意味は全く無いから!!

紅い空
あなたが、この世界から消えてしまってから、もう、何度目の夏でしょう。

カナメさん、俺は今でもカメラを続けているよ。
カナメさんが教えてくれた。
海も、空も、赤く、紅く、染まっているよ。

この間、俺の写真展が開かれました。
その写真展では、俺がこっそり撮っていたカナメさんの写真も、たくさんの人が観ていたよ。

こんな、勝手なことして、怒る?
でも、もうしょうがないよね。

ねぇ、カナメさん。
そっちから見える景色も、紅く染まる?
俺は、まだまだこっちの世界で撮るよ。

時々、こうやって、カナメさんに手紙を送るけど、それは許してね。
俺の写真も、見てね。

大好きなカナメさんに、俺の写真を送ります。



カナメさんが、人生を終えてから、長い時間が過ぎた。
俺は、相変わらずカメラを片手に、景色を撮り続けている。

自分の納得できる絵が出来ると、カナメさんに手紙を書いて、写真と一緒に空へ送っている。

今日も、俺の手の中で、写真と紙が、パチパチと音を立て、燃えてゆく。
出来た灰は、空へ上り、いつかあの人に届く。
切ない気持ちで、それを見送るのは、本当に何度目かワカラナイ。

でも、俺は死ぬまで続けるから、だから、カナメさん。

向こうで待っててね。


                                END

僕の僕らしく無い話、第二だーーん!!
なんか、前、『紅い海』書いた時も、言ったけど、僕らしくないね〜。
誰だよ…コレ…みたいなね。

でも、最近は、またこんなの書きたいな〜なんて、思ってたりします☆
紅い海
海は青いものだと思っていた。
空も、海も、紅く染まることを、俺は知らなかったんだ。

いつも、いつも、周りに反発して、困らせて、そんな生き方しかしてなかった。
それでも、『あの人』は、僕を見放さないでいてくれた。

「カナメさん!!こんな時間に呼び出すなよっ!!」
「ごめんね。でも、どうしてもあんたに見せたいものがあったんだ。」
「俺に見せたいもの?」

カナメさんは、フリーのカメラマン。
腐った生き方しかしてなかった俺に、カメラを教えてくれた。
カナメさんがレンズを通して教えてくれた世界は、鮮やかで、とても綺麗で、あの時、俺の心を強く打った。

「あんたは、昼の青と、夜の黒しか知らないでしょ?勿体ないわよ、そんなの。」
「昼の青と、夜の黒?」
「空も、海もね?赤く、紅く、染まるのよ?」

そう言って、カナメさんが見せてくれた景色は、今までのどんな景色より綺麗で、僕は呼吸するのさえ忘れた。

「すごいでしょ?あんたは世界を小さく見すぎなのよ。ちゃんと目を開いて、見てみなさい?」
「うん…カナメさん…俺、ちゃんと見るから…生きて…」

カナメさんは、治らない病気だった。
それでも、自分が生きてるうちに、生きた証を、写真を残すんだって、病院を抜け出した。
夜の世界でカナメさんに会った時、あぁ、この人だ…。って思わされた。
カナメさんの目は、強く光っていたから。
俺とは違ったから。

「生きるわよ。あたりまえじゃない。私が死んだら、誰があんたにカメラを教えるの?」
「俺にカメラを教えてくれたのも、これからも教えてくれるのも、カナメさんだけだろ?」
「えぇ。あんたみたいな弟子を持てた私は幸せね。」

でも、カナメさんは若くして生涯を終えた。
俺に、最後までカメラを教えてはくれなかった。
それでも、俺はカメラを続けるよ。
カナメさんの為に。

俺を変えてくれた人だから。俺を救ってくれた人だから。

カナメさん、大好き。

                    END

えっと…今日は、この話の続編を書こうと思うんで、思い出してもらうために、上げてみました。